働き方の多様性が求められる時代を迎えました。年功序列や終身雇用などといった従来の日本にはびこっていたビジネスモデルは終焉したと言っても良いのではないでしょうか。その一方において、副業としてのネットビジネスの台頭が話題を集めています。時を同じくして、これまでの生活様式の転換をもたらすことになった、新型感染症ウイルス蔓延に伴うテレワークの推進や自粛生活なども拍車をかけることになりました。
「ネットビジネス」と一口に言っても、その種類は実に多岐にわたります。アンケートサイトやライティングはもとより、FX投資や株式投資、仮想通貨などが代表的なものですが、他にもたくさんあります。
ここに来て、FXや株式投資、仮想通貨などが人気を集めているのは、短期間でも大きな儲けを出すことができるからです。
わずか1年の投資期間でありながらも、資産が10倍にも増えるというケースも少なくありません。
真面目にコツコツと働くことは大切なことに違いありませんが、一気に資産が10倍になるということはないでしょう。
FXや株式投資、仮想通貨などは副業でありながら、巨額の収入が期待できます。「上がり続ける株式銘柄を見つけたい」という思いを持つのは当然のことかもしれません。
もちろん、そんな都合の良いことは難しいことですが、理論上はできるのではないでしょうか。財務状況や社会のニーズの高まりなどの要素が重なれば、上昇を続けることも可能です。
「不動産投資の方が楽しい」という人もいるでしょう。
残念ながら、新型感染症ウイルスの蔓延により、壊滅的打撃を受けた不動産投資家は少なくありませんが、その一方で巨万の富を得た人もたくさんいます。
一概には言えませんが、都心の駅前一等地についてはコロナの情勢でも価格の目減りは見られず、反対に高騰しているところも少なくありません。投資用のマンションやアパートが活況を呈しているのも納得です。
不動産投資もネットビジネスの一つとして人気ですが、不用意に手を出すのは危険です。あっという間に大きな損失を被ることもあります。
また、不動産投資を積極的に勧めるサイトもありますが、直ぐに契約することはせずに、口コミや評判をチェックするべきです。高配当や高収益を謳い文句にした詐欺の手口も横行しており、消費者庁や警察、自治体なども注意を呼び掛けています。
万一、損失が生じた場合でも、返金に応じるケースはほとんどなく、泣き寝入りとなってしまいます。